三つ峠天狗岩・十二ヶ岳 
山名
- 三つ峠1785m、十二ヶ岳1585m
山行日
- 2017年12月9日(土)-10日(日)
人数
- L:M.T, 他6人
コース
- 三つ峠裏登山口-天狗岩-登山口 十二ヶ岳西湖登山口-十二ヶ岳-登山口
費用

コ−スタイム
9(土) 三つ峠裏登山口-天狗岩岩トレ開始-岩トレ終了-登山口
10(日) 十二ヶ岳西湖登山口-十二ヶ岳場岩トレ開始-岩トレ終了-登山口
岩沢分科会 忘年山行(三つ峠天狗岩・十二ヶ岳)
【1日目】当日は快晴でしたが、山は前日に降雪があったようで、登山口近くの路面は薄く雪に覆われていました。M氏の車はこれを予想してか数日前にスタッドレスタイヤを装着、難なく駐車場まで登坂していましたが、夏タイヤでは少し厳しい状況でした。岩場までのアプローチは新雪に覆われ、快晴と相まって「今日は岩じゃなく、ハイキングがベスト??」と思うぐらい、心地良い初冬ハイクが楽しめました。
天狗岩は三つ峠山荘よりも木無山側にあり、北側に屏風岩を望みます。展望ベンチの先右手に岩場頂上と取り付きへの踏み跡があります。頂上は広く、陽当り眺望とも良いので、荷物のデポと休憩に良い場所ですが、当日は多少積雪があったため、荷物を担いで取り付きへ下りました。この下りが急な崖、しかも泥濘状態で滑りやすく、数名が転倒(自分含む)、今回の山行で最大の(岩場よりも)危険ポイントでした。
「岩場は南側に面し、終日風も無く、冬とは思えないほどの暖かさでした。岩の中央付近に2本のロープを設置し、初心者は懸垂下降を練習した後、トップロープでクライミングを楽しみました。メンバーの熱のこもった指導と訓練は昼食を忘れさせ、気付けば14時近く、通常なら遅めの昼食となるはずが、この後の宴会を考慮し、昼食抜きでの下山となりました。
【2日目】予定ではこの日も天狗岩でしたが、登山口付近の車道の凍結が危険と判断、十二ヶ岳に変更しました。メンバーに十二ヶ岳でのクライミング経験者は無く、情報収集のみでの実地となりました。アプローチ後半と思われた所にフィックスロープを発見、このロープの先にあった岩場をゲレンデとしました。天狗岩と比べると開拓されている感が全く無く、支点を作るのに相当な藪漕ぎが必要でした。と言っても、支点作りを行ったのはリーダーとサブリーダーです。天狗岩より難易度が高く、技術の未熟さを痛感しました。下山後のリーダーの最調査によると、この岩場は十二ヶ岳の正しいゲレンデではなかったようです。名も無い岩でも「そこに岩があれば登る」クライマー魂?を見たよう気がしました。
【所感】この忘年山行は、私にとって入会して初の山行、初の外岩でした。この山行前にメンバーの方にクライミングジムで2回の練習を行って頂きました。おかげで安全にクライミングの面白さを体験することが出来、心から感謝しています。写真は天狗岩付近から眺望した富士山ですが、今回唯一の写真です。初めての外岩でしたが、クライミングに夢中で岩トレ中の写真が一枚もありません。でも、しっかりと心に刻んだので大丈夫です。これからも宜しくお願いいたします。

